トップページ ≫ 社会 ≫ 「都民ファースト」は「小池ファースト」であってはならない
社会
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あと2週間で都議選が告示される。「都民ファースト」なのか、それとも「自民党」かに焦点はしぼられている。メディアも連日かなり刺激的に発信している。
しかし、有権者がしっかりと見定めなければならないのは、一体、地方議会とは何んのために存在するのかという根元的な問題であることを忘れてはならない。つまり、二元代表制ということだ。執行部と議会は共に権力を有する代表者ということだ。この二元代表制は権力の一点集中を退け権力のバランス化といってよい。だから、知事なり市長は何んでもイエスマンの議会を自ら形成することは禁じ手だということなのだ。
都知事が自ら代表を務める「都民ファースト」なる地方政党には大きな疑問が生じて不思議ではない。小池チルドレンが議会を占めたら、二元代表制は無に等しくなってしまう。
首長は自らの政策を執行するためには、異なる政党や会派を説得し、調整しなければならない。民主主義は、コストと時間がかかるのはこのためなのだ。「都民ファースト」イコール「小池ファースト」であってはならない筈だ。
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