社会
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アベ政治へのNOは杜の都でも
2017年07月24日
杜の都 仙台の市長選挙は野党統一候補の郡和子氏(元民進党衆議院議員)が勝利を収めた。都議選につづく自民党系候補の敗戦。安倍総理への不信、安倍内閣支持率の下げ止まりのない急落、閣僚の民の声を聞かない姿勢などで、政権与党自民党の崩落は深刻な状況だ。
しかし、野党の民進党も減り続け、これまた深刻だ。
テレビ放映で知ったのだが、新人菅原裕典自民党候補の遊説カーは「小池仕様」。ガラス張りの車。遊説隊のグリーンのポロシャツ、イメージカラーはグリーン。???。小池百合子旋風を意識しているのは見え見えだった。
政令指定都市仙台のトップになる気概を持つということは「二番煎じ」はあってはならないのではないか?
さいたま市長清水市長は独自の清水カラーを大切にしている。とても大切なことだ。
さらに応援弁士は小池百合子都知事を「東京2020オリパラのボート会場を長沼に」と視察招へいした村井知事。実現不可能な長沼を会場にという小池氏持論にのって、小池氏とともに行動した村井知事。「知事が踊らされたピエロのようだった」と嘆く、実直な東北魂の仙台市民は多かったはず。そして、そのことは仙台市民の記憶にも新しいのだ。
江戸時代の剣術の名人でもある大名の名言に「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」。とよく聞くが、仙台市長選挙もその通りだった。安倍政治への不信プラス、自民党陣営のおそまつな戦略も「負けに不思議の負けなし」を導いたということだ。
連日の猛暑。来年12月までには解散総選挙を迎える衆議院議員。再来年の春には統一地方選挙で埼玉県議選挙、各市議会議員選挙が施行。イソップのアリとキリギリスのごとく暑いなか、誠意をもって有権者に接する各政治家のアリのような行動をよくチェックし選良を選ぶべきでもある。
大曾根 恵
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