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コラム …男の珈琲タイム
聖望と叡明は共に埼玉の私立学園だ。両校は昨日、これまた共に甲子園予選で散った。準々決勝だった。聖望学園は古い歴史をもつキリスト教系の学校で、最近ではスポーツにおいても、学問においてもかなりの有名校となった。もとはといえば約100年前、飯能の寿多館蚕業学校といった。飯能を通る八高線はシルクロードとよばれるほど蚕業が盛んだった。やがて飯能実業となり、キリスト教系の聖望学園となった。しかしこの学園のレベルは経営者を悩ませつづけた。今から約35年前、時の理事長と校長は思いきって学校の方針を変えた。まず野球部を強くさせよう!次に陸上だ!二人の信念は固かった。当時、恐れ多くも私は二人の相談にのっていた。やがて二人の信念は実った。遂に聖望は甲子園に行ったのだ。春には準優勝するまでになった。学業も伸びた。TBSアナウンサーの秋沢淳子さんも飯能出身で、聖望から慶応へと進学した。一方叡明も歴史は古い。以前は小松原学園といった。裕福な家庭の子女がかなり通っていた。しかし、浦和という屈指の学園都市の中で埋もれがちで苦しんだ。思いきって叡明という超難しい命名をした。やはり野球に力を入れ、それなりの有名校となった。この数年、難関大学にも進学する生徒がでてきた。叡明はすぐれているという意味だ。他校も範としてほしい。また我々も期待したい。
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