社会
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9月2日の衆院愛媛3区補選の応援演説の折、麻生太郎副総理兼財務大臣よりまたの差別的発言があった。祭りの参加者を事例にあげた差別用語を含むものであった。
先日のナチスドイツ肯定とも受け取られかねない発言、また数年前には同じくナチスドイツ政権下のワイマール憲法に対する間違った認識による言及など、正直これらは失言と呼べるものなのかどうか疑問を呈せざるを得ない。
以前JC(日本青年会議所)の地方役員をしていた知人から、場の空気をつかむのが抜群にうまい人という話を聞いた事がある。(麻生氏は1978年度のJC会頭、任期は1年。)サービス精神が非常に旺盛で、面白く話したいという欲求が人一倍強い人なのだろう。
しかしである。副総理たる人物がこうした発言を繰り返すことによって顕在、潜在に失われている国内外の信用は、決して少なくないものと思われる。
この平成の時代にあっても政治家にとって言葉は命である事に変わりはあるまい。
その命の取り扱い方には丁寧でありたいと考えてしかるべきである。
そうした姿勢で語る人の言葉にはおのずと信頼が生まれ、知らず知らずと人は耳を傾けてしまうのではないだろうか。
特段面白さばかり追い求めてもらわなくて良い、大人が得心出来る言葉で語ってもらいたいと切に願うものである。
小松 隆
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