天下分け目の厳選たる先進国の選挙。
開票中のまさかの、投票済み用紙の映像のネット流出。
写メ流行りとはいえ、驚きの行為。
さらなる驚きは、子供でも描かないような、日本人かと思うような文字らしき字や、誤字、「まさえちゃん」と書かれてあった票も。
それをまた見せたくなる気持ちも分からないではないけれど！そんな事。

北朝鮮問題などの不安な中。「よく解散などできるなあ勘弁し欲しい」という声のあがる中の解散。選挙は行われた。
民心となる政党も見当たらないなか、自分達の安泰の為の好機は今しか無くて、やはり今だった自民党。安倍内閣は今までで一番長い長期政権になるのか。支持率は上がり、安心感と期待感で連日の株相場も連騰した。
この党が良くて選ばれて、ではないと思うけれど、世界から見れば長期政権イコール安定感のある国に見えるだけでも良い事なのかもしれません。まずは政権を取らないと何もできないのですから。

台風で大雨の中、傘も差さずに最後まで街頭で訴えた党首と、失墜を横目に公務と称しておフランスにのがれた？党首。日本列島を駆け抜けた大型台風と共に様々な爪痕を残して、空は一時の台風一過。ラッキーとアンラッキー。時流とは残酷のものだ。

振り返れば嵐の中、雨にも負けず、風にも負けず、自分たちの責任と自覚をもって果した１票の重さ。投票率が低くなれば一票の重さは上がる。「自分が一票を投じても何も変わらないから投票に行かない」という声もあったが、いい大人がそんな事言わないでほしい。

期日前投票の会場が駅近にも設けられたり、投票し易く改善された事に好感。回りでも期日前に投票した人が増えた印象がある。これは好感。

祭りの後はなんだか寂しいものだが、不安と期待を抱えて新たな日々がまた始まった。
当選した方々への私たちの願いはひとつ、『いい仕事』をして欲しい！です。

鹿山夕子