トップページ ≫ 社会 ≫ 学校が苦しい~学校、生徒からの嫌がらせ
社会
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嫌なものを見てしまった。大量の紙切れが隙間なく机と椅子に張り付けられている写真。同級生から女子高生が受けたいじめの写真である。彼女はこの写真を撮った後、そのまま授業を受けたという。今年2月には自殺未遂をし、現在も幻聴や幻覚に悩んでいる。
胸が締めつけられた。何故、同級生はこんなことをしたのか。このような状況を学校側は把握しながらも、何故助けられなかったのか。
助けるのはもちろん被害者側に対してだが、一方で異常ないじめ行為をしている側に対してもだ。誰かがいじめる側を止めてやらねば、どんどんエスカレートしていく。精神的に異常な状態に達していて、自ら止めることが出来なくなっている。
いじめによる自殺の事件が後を絶たないが、学校側が生徒を追い詰めている事例もある。先日ニュースで取りあげられたが、生まれつき茶色の髪の女子高生が学校から黒く染めるように指導されて不登校になってしまった事例だ。女子高生は、指導に従って染めていたが、頭皮が荒れて痛くなってしまったとのこと。親が学校に対して抗議しても認められず、黒く染めないなら学校に来る必要はないとまで言われて不登校になった。学校側は、「たとえ金髪の外国人留学生でも規則で黒く染めさせることになる」と言っているらしいが、信じられない状況だ。外国人まで染めさせるなどということをしていたら、国際問題にまで発展してしまうのではないだろうか。
いつから学校が苦しい場所になってしまったのか。筆者は、幸いにしていじめのない高校時代を過ごすことが出来た。だが、今の世の中、いじめを受けたり、目にしたりして、緊張した学校生活を送る生徒が多いようだ。
いじめにあっている子どもたちには、逃げろと叫びたいし、国に対しては、転校しやすい制度を整えて欲しいと考える。また、学校がいき過ぎた指導を行っていないかどうかをチェックする機能も必要ではないだろうか。
わたしたち大人は、大切な子どもたちを守る責務があることを忘れてはならない。
有賀摩美
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