社会
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日馬富士問題から考えることがある。どうも近頃、テレビも新聞も自分達のことは棚にあげて、聖人君子を求め過ぎているようだ。清らかな人間なんて、ほとんどこの世にはいない筈だ。まして政治家にそれを求めたら国民は救われない。国際政治を見よ。清らかさなんて全く関係ない。いかにして国家の安全、国益を守るかだけだ。だから政治家に求められるのは問題解決だけだ。できれば品格もあった方が良い。ただそれだけな筈だ。我々は何よりも喰っていける環境を渇望している。政治家に求められるのは神らしき振る舞いと、全く正反対の魔性のような力だ。今回の相撲の話。けんかをやらせたら相撲取が一番強いそうだが、当然そうだろう。毎日ぶつかり合いをやって、肉体的と精神を鍛えぬいているのだから、要するに格闘技なのだ。格闘技は死にもの狂いだ。血みどろだ。ただ一定のルールがあるだけだ。そういう力士達に貴乃花親方が求める相撲道なるものを求め過ぎたら、彼等は自身のなかで自己分裂するに違いない。力士達が裸になって突っ張り、はたき合いを出来る筈がないのだ。唯、自己を律すること。節度なるものが求められても仕方あるまい。熱あまって暴力をふるってしまった横綱は明らかに節度を失ってしまった。しかし、だからと言って彼の人生全てが壊れてしまっていい筈がない。世の中は広い意味で寛容さこそ必要で、ダイナミズムが生まれてくる筈だ。
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