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なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
いくら背伸びをしてもベースというのは変わらないし、長年の積み重ねがあってこその今だ。めっきは剥げるし、付け焼刃の知識はもろい。
師走といえば「河豚」。好物の一つであるが高価でなかなか手が出ない。
着物を着こなす御婦人。帯が最低でも50万とかなんとかしゃべっているのが聞こえる料理屋でのこと。話は京都にうつり、どこそこのお寺の住職夫妻と懇意にしているとか礼法教室の講師をつとめ、京都でも教えているとか。そしてその50万以上の帯をしめているご婦人「ねえねえこの河豚・カワブタってなに?」と声を上げたのだ。
私と友人は思わずワイングラスを落としそうになった。「ふぐでしょ!」。そのグループでも「ふぐよね。。。」と小さい声でその女性を諭していたが、50万円の帯が泣く。河豚だって泣く。
また別の場所で、妙齢の女性(エルメスのバック、ロレックスの腕時計、ブルーノマリの靴、ルイヴィトンのスカーフ、と今さらながらのブランドづくめ)が男性相手に「私いつも冷蔵庫にシャンパンを冷やしているの。シャンパンで乾杯、シャンパンでおやすみなの」と。そこではレストランのワインソムリエが「今日はドイツのスパークリングをご準備しています」と説明。するとその女性は「今日もシャンパン飲めるなんて最高!」と。
「シャンパンと使えるのはシャンパーニュ地方のスパークリングのみ。」いわゆる泡ものは「スパークリングワイン」なのだ。いくらブランドで着飾ってもメッキは剥げる。
50歳代以上の付け焼刃、メッキの人間には要注意だ。
大曾根惠
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