社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
第六次産業という言葉。まちづくりの中では最も旬だ。
第一次産業である農業の可能性を引き出し、エッセンスを加えて第六次産業化する。
首都圏近郊の栃木、群馬、神奈川などでは急速に収益をあげる「産業」となっている。
例えば栃木では農業を根幹に「道の駅」をアミューズメント化し、さらには観光地への拠点基地とした。周遊拠点となる場所でもあるので、地場産品の売り上げは大幅にアップ。さびれつつある地域に活力を与え、地方に息づく観光資源を前面にうちだし、リピーターを増やしている。
神奈川では今年ヒットした「イートキット」や「カット野菜」を主力にした農業は何億という売り上げ。経営者は「規格外の野菜の有効利用、雇用の拡大、地域に元気で本当にがっちり稼いでいる」と話している。
埼玉県坂戸。JAの婦人部が農作物を売るだけではなく「加工品」を売ったらどうかという声を上げたのが10年以上前。坂戸の方言「おっぽらん」「おっぽらん(捨てない)精神」を地域ブランド名にして「おっぽらん研究所」のロゴを使用してさつまいもから「すいおうの芋焼酎」を商品開発した。またここで規格品外の人参を使用した「にんじんドレッシング」を開発。大人気となった。
野菜摂取をこころがける主婦40代は「ちょっとお高めだけど坂戸で作っている安心感で、お野菜をおいしくいただいています」とのこと。
知恵で産業を生み出す。時流にのった「第六次産業」が埼玉でも大きくひろがることは夢あるまちづくりでもある。
大曾根惠
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