トップページ ≫ 社会 ≫ 肩の力を抜きませんか?女性の家庭内働き方改革を
社会
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長時間労働が問題化され、働き方改革についてニュースで取りあげられることが増えた。過労死問題が深刻になっていて、職場での働き方改革が急務であることは周知の事実となっている。
一方で、わたしは思う。共働き家庭が増えている昨今、女性の家庭内働き方改革も必要ではないだろうか?
多くの共働き家庭においては、食事作り、育児をメインで取り仕切っているのは女性である。職場で働き、家でも働きでそれはもう余裕のない日々を送っている。全てに全力疾走していては、息切れするのは必須。
特に毎日の食事作りは大変で、書店では、忙しい働く主婦が手に取りそうな本がたくさん並んでいる。簡単料理、つくりおき料理等々。そのなかでも、料理研究家の土井善晴氏の『一汁一菜でよいという提案』は昨年出版されて、今年の5月末時点で第16版と版を重ねている。本のなかで土井氏は、「一汁一菜」をすすめている。ご飯を中心とした汁と菜(おかず)。「ご飯、味噌汁、漬物」を原点とする食事の型だ。これならどんなに忙しくても作れるでしょうと提案されている。これを読んで、目からうろこで肩の力が抜けて、かえって料理に対する意欲が増したとの感想も寄せられているとか。
家事は、料理だけではない。洗濯や掃除もある。これに関しては、今は自動で乾燥まで行ってくれる洗濯機もあるし、ロボット掃除機だってある。楽をすることに罪悪感はいらない。昔は洗濯は手洗いだった。それが今は皆が洗濯機を使っている。技術の進歩に乗っかるだけだ。
家事を手放すことも大切。家族に担当してもらうのだ。その際に、自分と家事の方法が違うからといって怒らないこと。例えば、下着のたたみ方が自分と違うからといって強く注意しないこと。
そして、時には家を脱出することを勧める。かつて、筆者は子どもが小さくて手が掛かっていた頃にも、夫が家にいる夜に子どもを任せて家を脱出して夜の喫茶店で一人の時間をとっていた。そのことをママ友に言ったら、少し非難がましく不良母と言われたっけ。いいのだ不良母だって。気分転換が時には必要なのだ。
世のなか、真面目なお母さんが多い。肩の力を抜いて、こころに余裕をもち、こころを整えて生活することが、笑顔のお母さんになる方法だと思う。子どもがいてもいなくても、多様な家族があるが、働くすべてのひとが工夫と笑顔で家庭内働き方改革をすすめて欲しい。
有賀摩美
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