社会
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箱根駅伝には今年も驚かされた。人間と偉大さと苛酷さだ。箱根路を越えるには自動車ですら莫大な燃料とエンジンエネルギーが必要だ。二本の足で強風にあおられながら若き彼等は雄々しく越えた。平坦な道もあのスピードで走りぬいていく勇姿。そこには何の妥協も嘘もない。さらに選手同士のコミュニケーション。監督と師弟とのゆるぎない絆。早稲田のランナーは走る前から奇跡をおこしていた。右腕の腫瘍を手術しなければならなかったが、手術前にその腫瘍は完全に消えていた。医師は学会に発表するそうだ。順天堂大のランナーは復路の10区を完走した。彼はいまだに治療法が確立されていない難病を抱えての箱根だった。仲間の励ましが、彼を逞しい男に仕立てたのだ。人智を超えている箱根マラソン。そこにはマラソン道などという言葉は通用しない。それがどうだ。大相撲。相撲道などと気取っておいて、およそ道からはかけ離された事ばかり起きている。貴乃花の理事長降格が決まるとネットは炎上した。おかしすぎる。理事なぞ数ヶ月すれば、また戻っていくのだ。理事を辞任した伊勢ヶ浜親方も次の理事選に意欲を燃やしているという。辞めたり、首になったら最低3年はその道を閉ざすべきだ。相撲は国技だという。しかしこの国技くらい信用できないものはない。マラソンを見よ、サッカーを見よ、ラグビー等々。誰がみても感動するのだ。それにしても貴乃花のダンマリはなんだ。必要なときの沈黙は大切だが、卑怯だ。そして暗い。リーダーはやはり明るさで人を惹き付けるべきだ。明るさといえば往年の名歌手菅原都々子さんが91歳で「月がとっても青いから~」を3番まで何の狂いもなく熱唱した。微笑みに色香があった。ぞくっとさせるものがあった。元埼玉県議会議員の秋山清さんも91歳。現役の実業家だ。ともかく明るい。男の色香も充分だ。戌年も明るく楽しく生きよう。オオ!ワンダフル!と。
鹿島修太
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