なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
一生に一度しか無い成人式の当日、予約した晴れ着が届かず、会社倒産という事態に巻き込まれて悲しい思いをした出来事が有りました。成人と同時に大人の社会の洗礼を受けてしまったということでしょうか。せめて着物が用意できませんと前に言ってくれれば着物を調達することもできたのに本当に可哀想でした。
自分達は腐っても誠意!と思わなかったのか、兎に角これからも有るだろうさまざまな試練を、逞しく乗り切ってもらいたいものです。
振袖は、なかなか女性と生まれても着るチャンスも期間も長くありません。近年着物文化も浸透させようと頑張っているようですが、日本人だけでなく外国籍の人たちにも振袖が着られると人気の様子。東京では5人に一人が外国人の成人だったという驚きの発表でした。
移民受け入れ数が極端に少なかった日本ですが、成人式を迎えた数だけでこの数字です。東京を歩いていると、自分がどこの国に居るのか分からなくなる時が有ります。
成人式の発祥の地は埼玉県の蕨市で、昭和21年に第一回生年祭りを戦後の青年を励まそうと開催されたのが始まりだというのは、凄いです。今では大事な行事になり、外人まで出席するのですから。
最近、成人の年齢定義を見直そうと論議されていますが、精神的な成長は個人差大きく、先日テレビで、「僕は30才くらいでやっと大人になったような気がする」と言っていた男性もいました。確かに社会に出て、いろいろな経験を積んで成長するのですから、まだ学生であるとか、親がかりで生活している若者にはまだまだだというところだと思います。
学生なら卒業式が有って入学式が有ります。結婚式の前にも親に今まで育ててもらった感謝の気持ちを伝えたりするのですから、無事に育った感謝の儀式が式の前に何かの形で有ったら、もっと成人の心構えが高まる気がします。18歳で卒業。2年間は準成人。というのも面白いかもしれません。
儀式というものは心構えを持つ為の物でもあります。この式をきっかけに人としての責任を持ち、さらなる成長をして、未来を開いてもらえればと思うばかりです。
鹿山夕子
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