トップページ ≫ なでしこ便 ≫ BAN瞳の言わせて頂戴☆ ~母の13回忌~
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突然この世を去ってしまった母は66歳だった。何の前触れもなく、夜中に眠るように逝ってしまった。今年の2月、母の13回目の命日がやってきた。
先日、母の13回忌法要が執り行われた。
読経、焼香が終わり、僧侶から年忌法要というのはお亡くなりになられた方のことを思い出すことが大切であると話があった。確かにそうだと納得していると、この後のお話はどうしますかと僧侶に聞かれた。首をかしげると、最近のお寺はお客様のニーズに答える時代なんだとか。長話ばかりしていると苦情がくるらしい。僧侶の話はどんなに長くても聞くものだと思っていたのに、時代は変わってしまったのだ。お寺の冷たい床があったかい絨毯に、正座ではなく椅子に変わったのも納得。
3年ほど前から通販のアマゾンが、ネットで「お坊さん便」の受注を開始したことは記憶に新しい。お坊さんをネットで注文するなんて、ピザの注文じゃないのだからと笑ったことを思い出した。最近ではシンプルでリーズナブルな価格で葬儀や法要を望む流れがある。仏教界もぬるま湯に漬かっている時代は終わってしまったのか。
たくさんの思いを込めた母の13回忌。時代の流れとともに変わりゆく法要のあり方だが、人の思いは変えられないものがある。今後くる17回忌、23回忌の意味とは何なのだろうか。ゆっくりと考えたい。
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