社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
政府は働き方改革を進めている。
かつてエコノミックアニマルと言われた勤勉な日本人。
プレミアムフライデーもごく一部での浸透で、余暇に遊びにエネルギーを傾注し、自分の時間も大切にしなさいとお上から言われても、すぐに対応はできないであろう。
有能なビジネスマンは昭和の時代から自分の時間を作りだす名人だ。
人生の達人は時間を有効活用している。
そんななか、定年を延長し、また元気な高齢者には、出来うる限り活躍をしてもらおう、とテレビで特集が組まれた。
するとコメンテーターは「一生働きづめではダメでしょう。」としたり顔。キレイごとをいうのは簡単だ。
人は老いる。しかし生きがいと希望をもっている高齢者のパワーはすさまじい。
その「生きがい、希望」というのは極めてシンプルでカレンダーに印をつけて、地域のためのなにか、自分よりも高齢者のためのなにか、などによって生まれるものだ。そういう高齢者は「働きづめ」などとは思わない。
60歳で職場をリタイア。65歳まで第二の職場、さらに「自分にできるなにか」を追っている人は全身からパワーがみなぎっている。
この前読んだ村上龍の「オールドテロリスト」もそういう人々の気迫が行間に満ちていた。
人生100年時代。生きざまの競争だ。
大曾根惠
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