トップページ ≫ 社会 ≫ 徳川宗家18代 徳川恒孝氏 江戸265年を語る
社会
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国際ロータリー第2570地区(細井保雄ガバナー)では4月7日8日と地区大会を開催した。
二日目は行田産業文化会館で。屋外でロータリーフェスタ。歌、ダンス、お笑いなどのエンターテーメントや行田のグルメ出店。屋内では徳川宗家18代徳川恒孝氏による特別講演と一世を風靡したTBS陸王監督福澤克雄氏による記念講演が市民公開によって行われた。
徳川氏は家康公11男水戸頼房氏の男系子孫。福澤氏は福澤諭吉氏の孫の孫。
ともに日本の形成に大きな力を発揮した歴史上の人物のDNAを持つ方でもあり、時間を共有することに「ありがたさ」も感じた。
徳川氏は松平家から徳川家に養子となるのだが、家康直系男系子孫とあって、家康公の面影も残る。学習院大学から日本郵船へ。日本郵船では前田利家公の子孫と働くわけだが、当時の上司はどんな気持ちで接していたのか?
お殿様らしくニューヨーク勤務時代、危険な場所ともしらず歩いてしまって保護されたことなど軽妙な語り口で会場を沸かせた。
このほか、「島国日本の特異性。文化を輸入し、咀嚼し日本文化に、その繰り返しの堆積でいまの日本があるという考察。平和な江戸時代。雑兵が農業に復帰し農地が倍増。平和だからこその世界最高峰の書籍出版数、学問、江戸文化が生まれた。こどもたち、武家は学問所から藩校に。農民、商家、職人は全国に手習い所で個々に学んだが、明治政府によって西欧教育が導入され暖かい教育が失われた。しかし、いつの世も女性のチカラによって家庭は守られてきた。女性のパワーはすさまじい。」など江戸を支えた太平の人々の心やシステムを語った。
歴史が物語る日本文化の形成。先祖から受け継がれてきたからこそ存在する今の自分。改めて思う、感慨深い時間でもあった。
大曾根惠
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