トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 争点ぼやけの久喜市長選
コラム …埼玉の余話
不思議な選挙だ。争点がない。少なくとも「なるほど!」ということが伝わってこない。現職は合併3期目。争点がほとんど見られない。現職の演説を聴いていたある有識者は「この選挙はわからない。争点がわからない」挑戦者はいきりたっているが「なるほど」が伝わってこない。言うことは何でも言えるが、全てに財源が必要だ。有識者はそんなに愚かでないから夢物語には簡単にのってこない。原発にイエスかノーかならわかりやすい。新潟の知事は選挙戦中かなりかっこいいことを言って当選したが、1期目をまっとうもせずにここで辞める。こんな無責任なことはない。久喜の現職は4年前の公約も100パーセント近く達成してきたから市民は「どこがダメなの?」という戸惑いを隠せない。何んともしまらない選挙だ。候補者2人とも無所属だが挑戦者には自民党県議が数人きて応援演説をしたが誰一人ピーンとこない演説で有権者をがっかりさせたという。現職には自民党の土屋代議士、三ツ林代議士が熱いエールを送って大きな拍手がおきた。自民党はどうなっているのか、つい先日の戸田市長選でも自民党推薦候補が惨敗したが地方の選挙は政党をこえて地域の信頼が一番だ。いずれにしても選挙は油断大敵。候補者の姿や言葉が有権者に突き刺さる。それが勝利の証しとなって票にはねかえってくるのだ。さて、この争点なき選挙のゆくえはどこへいくのか。
鹿島 修太
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