アメリカンフットボールでの日本大学の姿勢は語るに落ちた。素人目でもゴールを目指すより、相手の人間に襲い掛かることが目的であるかのように映った。まさに地に墜ちた日大アメフトだ。何故監督は率直に謝罪しないのか？日大ではNo２の高い地位の人だからなかなか難しいのではあるまい。偉い人だったら尚更謝るべきだ。日本大学は伝統ある有名大学だ。日本一のマンモス校でもあり、世に多くの逸材を送り出している。法曹界。経済界。教育界。芸術等々。特に社長の数では日本一でもある。もともとは国家神道を確立し、皇道を広く国民に教化する神典研究所を母体としたが、明治や中央と並んで法学を中心とした日本法律学校がその前身だ。さいたま市長も日大。副市長も日大。これだけでも凄い。先日、勉強家のあるさいたま市議会議員が「情けないのは今の学生はその建学の精神を全く知っていない。」と嘆いていたが、偏差値教育の弊害で偏差値で優劣が決められるだけでは大学のプライドもなくなってしまうのが残念だ。日大のアメフトに話を戻すが、日大が伝統ある有名校であればこそプライドをもったプレイを展開し、プライドをもった謝罪を一日も早くすべきだ。

鹿島　修太