トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと 第4章 中学校生活のタブー (67)
教育クリエイター 秋田洋和論集
疲れて帰ってきたら、勉強せずに寝てしまうのも無理はないと思う
外で遊び疲れて帰ってきた子どもは、家に帰った途端に「バタンキュー」となることもめずらしくありません。中学校に入って部活動が始まると、まさに毎日がそんな生活になります。帰宅しておなか一杯夕食を食べ、お風呂に入ったらベッドに直行。「寝てないで勉強しなさい!」と言うほうが酷かもしれません。
とくに中学一・二年生の間は、
「疲れて寝てしまうなんてけしからん!」
というよりは、
「寝ないでちゃんと勉強できるなんてすごい!」
というほうが、お母さんからすると自然なのかもしれません。
だからといって、勉強しないで寝てしまうことを容認してはいけません。
親が「疲れているんだから仕方ないよ」というスタンスをとることは、子どもを甘やかしているにすぎないからです。
子どもたちが中学校時代に身に付けなければならないスキルの一つが「時間管理」です。中学生が忙しいのは事実ですが、だからといってそれを口実にし、やるべきことを中途半端で終わらせてしまうことが日常となってしまえば、大人になってからも本人が苦労します。
時間に追われた生活をしている彼らに、我々大人ができるアドバイスは、
「どうやって時間を作り出すかを考えなさい」
しかありません。
塾の指導でも、昔は「長い時間机に向かって勉強している」子どもを褒めたものですが、今は「自分で工夫しながらサッサと勉強を終わらせる」子どもを褒めるように、私は心がけるようになりました。
「早く終わらせて、早く寝よう!」
のほうが、彼らの集中力は格段にアップします。
いくら疲れていてもやるべきことはきちんとやらせる、これは中学校に入って忙しくなる前から習慣付けていきましょう。
「中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと」(PHP文庫)秋田洋和より
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