トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと 第4章 中学校生活のタブー(68)
教育クリエイター 秋田洋和論集
部活も勉強も楽しくそこそこにやってくれればいい、と思っている
長いようで短く、短いようで長い中学校の三年間。
皆さんは、中学校生活でどんなことが記憶に残っていますか?
・炎天下の練習や試合に負けて泣いた部活動
・受験前の期待と不安
・好きだった男子
などいろいろあると思いますが、そこには「張りつめた気持ち」が共通してあるものです。何事もなく平和に過ぎた一日が記憶に残るということはありませんね。そうであれば、「楽しくそこそこの中学校生活」が、後になってどれほど子どもの記憶に残るというのでしょうか。
中学校の三年間で見られる子どもの変化は、身長や声変わりだけではありません。
精神面も格段に成長し、言動も大人びてくる
ものです。ただし、この変化はさまざまな刺激を受けることで初めて起こるもの。
何も変わらない日常、何の刺激もない毎日
では、大人も驚くような急成長は期待できません。
「部活も勉強も、楽しくそこそこにやってくれればいい」
たとえ建前であったとしても、親御さんにこのフレーズは使っていただきたくありません。子どもも同じ思いをもつようになってしまうからです。
「失敗してもいいから思い切りやりきってほしい」
という気持ちを親がもち、言葉にすることはもちろん、態度でもいつも示しましょう。そうして初めて、子どもは思いきりチャレンジができるのです。後になって思い出にも残るでしょう。
中学校生活で受けた刺激の一つひとつが、彼らの成長を促します。この時期の子どもたちは、日々自立していくように見えても、家庭の影響を受けているものです。親の姿勢が子どもたちの伸びを止めることもあると知っておきましょう。
「中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと」(PHP文庫)秋田洋和より
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