これは実際に我が家でやっていることなのだが、どこかへ出かける際に子供用にひとつカメラを持たせている。そんなにいいものを準備する必要はなく、我が家は以前に使っていた型おちのコンパクトカメラだ。新しく購入した際のおさがりだ。これが一つあれば子供は「自分だけのカメラ」という満足感が生まれる。親もカメラを壊される心配もなく、どちらにとっても都合がよい。そして良いことはこればかりではなくたくさんある。自分専用のカメラなので自由に何枚でも写真を撮る。気が済むまで同じものを撮り続けてもいい。驚くほどどアップな写真であったり、？？となる写真もあるがその子の目線でその時興味を持ったものを撮っている。これはこれでおもしろく、子供にしか撮れない写真ともいえる。お寺を観に行ったはずだが、写真には池のコイがたくさん写っていたりする。・・・が楽しくないからではなく、むしろカメラを持っていた方が楽しめているのだ。記憶にもばっちり残っている。その時のウキウキわくわくがよみがえり、また行きたい！となればガッツポーズだ。今度は何を撮ろうかなと無限に興味が湧いてくる。ぜひこの夏休みお試しあれ！

緑川　艶子