社会
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今年もお盆休みがやってくる。11日の山の日から休みをとると6日連休となり、今から大渋滞が予想されている。帰省するときに悩むのがお土産。毎回同じというわけにはいかないし、たまに帰るのだから気の利いた、美味しいものをもっていきたいと誰もが思う。埼玉のお土産をいくつかあげてみよう。
一つ目は彩果の宝石。フルーツの果汁と上質な砂糖を素材に作られたゼリー。常に15種類以上の種類があり、果物をかたどった形や色は見た目にも可愛く、子供からお年寄りまで大人気。
二つ目は花見の白鷺宝。新鮮な卵を加えた白餡を焼きあげ、ミルクで覆った和菓子。色とりどりの和紙に包まれ、一口サイズで食べやすい。種類は通年のものと季節限定の品があり、客を飽きさせない。
三つ目はくらづくり本舗の福蔵。北海道産のつぶ餡に、新潟産のこがね餅を入れ、最中で包んだ和菓子。ずっとしりとした食べ応えがあり、最中のパリパリと餅のモチモチ感が絶妙。満足感は一番。
四つ目は、志免屋の草加せんべい。明治34年創業で、厳選された国内産飯米を使い、伝統の製法で焼きあげたせんべい。堅めでバリっとした食感と香ばしい醤油味がくせになる美味しさ。
最後は梅林堂の五家宝。もち米をあられにし、水飴で固めたおこしをきな粉の生地で包み、表面をきな粉でまぶした和菓子。江戸時代に売り出され、きな粉の香ばしい香りと独特の食感で親しまれ続けている。
お土産は美味い、珍しい、日持ちすることが必須となる。値段も手頃でどれも試してみる価値はある。帰省のお土産の参考にしながら、埼玉の銘菓を見直してみるのもおもしろい。そこには埼玉の食の歴史を知るヒントが隠されているかもしれない。
馬淵凛子
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