トップページ ≫ 社会 ≫ スポーツ界よ。時代の潮目、潮流の変化を感じ取れ!
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
スポーツ界で、次から次へと問題が噴出している。アメフトに始まり、レスリング、ボクシング、体操等々。競技は色々だが、根っこは一緒だなと感じている。歴史と伝統の名のもとに胡座をかき、組織の論理とボスの私情が絡み合っている。まあこうしたことは日本に限らず世界中で枚挙にいとまのない話ともいえる。スポーツは一般の社会とは違い、勝ち負けが誰にでもわかる形ではっきりとつく事が多い。また競技者はその実力のみで白黒をつけたいとの意識が強く、ここに本来関係する必然性のない組織の論理や私情が介在してくるのは許せない、という気持ちは理解できる。
一昔前なら、歴史・伝統に裏付けられた力で頭から抑えつけられていたことが、時代の変化にともに個人が様々な意見を容易に発信する術を持ったことで、思い切った発言に踏み切る事への心理的抵抗はかなりの程度下がったものと思われる。一流の競技者はそれこそ全てをかけて勝利の為に取り組んでおり、その実現に不要と思われるさまざまな障壁を壊さなければ、世界を土俵に戦えないと常日頃から肌で感じているからこその切実な訴えともいえるのではないか。
長く業界にとぐろを巻いてきたお歴々、またその取り巻き連中にはそうした時代の潮目の変化に気づくことなどそもそも無理な話であろう。裸の王様、ゆでガエルを嗤う自由な精神が、こうした蛸壺社会に対抗する大きな力になる。それは無論スポーツの世界だけに留まる話ではない。
発言する事を恐れるな。それこそが風通しの良い社会を作るエネルギーとなり得るのだから。
小松隆
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