仙台で交番が襲撃され、警察官が刺殺されるという痛ましい事件が起きた。交番勤務、パトカー乗務という地域課の警察官(制服着用)は二百人規模の警察署で６０名くらい。3班に分かれて警部、警部補をトップに活動している。朝8:30から翌日8:30まで勤務。明けで帰宅。翌日は指定休。これが三交代といわれる。あの巡査長、殉職で2階級特進で警部補になったが、遺族の方の心中を思うと本当に手を合わせ、頭がさがる。28歳で警察官になって5年目。この春異動してきたというから、これからまたどんな分野をめざすのか、将来にむけての夢があったに違いない。地域警察官のエキスパートか、刑事か、白バイか、警備警察か。希望をきかれて、その道を進む。

テレビのコメンテーターは本当に無責任な発言をする。もちろん防刃ベストを着用しなかったのは油断だが、落し物を届けた市民を善良な市民として対応するのは基本通りだ。交番に入りにくくするという乱暴な意見もとびだしていたが、警察官の心の教育を徹底し、今まで通り、開かれた交番で交番は市民の安全スポットという役目を果たすべきだ。東京五輪がちかづいているからなおのことだ。

陸奥　光