トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと 第5章 将来のタブー(74)
教育クリエイター 秋田洋和論集
子どもの将来などなるようにしかならない、とさじを投げている
子どもが何の目標ももたず、ただ毎日漠然と過ごしているだけに見えて、イライラするお母さんは多いものです。
部活動も勉強も中途半端で、ただ言われた課題をこなしているだけ。何かに向かって前向きに突き進むエネルギーが感じられない毎日に、お母さんの不安や心配は募るいっぽう。注意してもまったく耳を傾けないわが子に腹を立てたあげく、
「こんな子、もうなるようにしかならない。私は知りません!」
と、心配を通り越してさじを投げてしまったという話もよく耳にします。
一見無気力で怠けている子どもが、今後夢や目標を見つける可能性は、もう絶望的なのでしょうか。
小・中学生には「無限の可能性」があります。誰にでも「人生を変える、左右するような出会い・発見」があって、それが自分自身の成長過程とぴったり合致したときには、周りの大人が息を飲むほどの変化になって現れます。
ただし「それがいつやってくるのか」は、本人も含め、誰にもわかりません。
・小学生なのか、中学生なのか、それとも高校・大学に進学した後なのか
・学校帰りなのか、図書館なのか、友人の影響なのか
それがわからないからこそ、そのタイミングを逃さない準備が欠かせません。 ここで親の出番です。
「誰にでも、いつかどこかでそのタイミングがやってくる」ことを、話しつづけてやるのです。
・いつかくるその日のために努力は続けよう
・今日の失敗を反省して明日に活かそう
どんな言い方でもかまいません。子どものいちばんの応援団となって、応援メッセージを送りつづけてください。
子どもの可能性は、きちんと水を与え続ければ必ず花開きます。ここでいう「水」とは親の愛情であり言葉です。さじを投げて水を与えないと、花はすぐに枯れてしまうのです。
「中学校に入る前に親がしてはいけない80のこと」(PHP文庫)秋田洋和より
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