社会
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ここ1、2年で最も急増したテレビCMはメガネ型ルーペ(拡大鏡)か。老眼は40代で始まるそうだから、高齢化する日本で需要も拡大しているのだろう。老眼鏡と同じと思われがちだが、両者には違いがある。老眼鏡は目の調節機能を補助し、希望する間隔で物がはっきり見えるようにするもの、ルーペは物を単に拡大して見せるもの。
老眼鏡は眼科医院や眼鏡店で視力検査を受けて自分に合うものを作るが、ルーペは通信販売が多く、オーダーではなく何段階かある倍率(度数)の中から選ぶ。当然、老眼鏡より安くなるが、以前は1万円以上のものが主だった。その後、競争激化のためか、どんどん値下がりし、1000円前後のものまで出てきた。
とは言え、安さという点では桁違いなのが100円ショップで売られているルーペだ。税込みでも108円。最近ではその値段でケース付きのものまである。有名タレントを起用してCM攻勢をかける「ハズキルーペ」は、間違って踏んでも大丈夫と耐久性をアピールしているが、100円なら、壊れてもケガさえしなければ気にならない。
私は以前から遠近両用メガネを使用していて、次第に近視がなくなったので老眼用のものを作ろうとしていた時にルーペのことを知った。手始めに100円ショップで倍率の違う数個を買い求めた。いつも安物買いで失敗していたから一抹の不安はあったが、半年たった今でも特に支障はない。
デザインはいまいちだから、オフィス等での使用には抵抗を感じるかもしれないが、自宅でパソコンや印刷物を読む分には気にならない。100円ショップに入ると、必ずメガネのコーナーに行ってルーペ新製品をチェックし続けている。
山田 洋
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