なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
去年から定期的にカラーの勉強をしている。カラーといっても検定を目指すわけでもなく、「自分に似合う身なりを知る。」というものである。自分に合ったカラー、スタイル、服の生地感やメイクに至るまで多岐にわたって教えてくれる教室だ。そして昨日は、どうにも着こなせずに困っている服を持って来る。という日だった。私は着付けを習っていたこともあり、着物を持ち運んだりするのに大変役立つ風呂敷に例の困った服を包んで持って行った。そしたらある生徒さんに鼻で笑われたのである。「風呂敷」というだけでダサいのだろうか?「怒り」というよりなぜ笑うのかわからなかった。たかだか風呂敷だが、されど風呂敷である。今回は近場移動なので当てはまらないが、風呂敷で包んだうえでスーツケースやバッグに入れて持ち運ぶ際にはシワも防げる。又、柔らかいので場所もとらない。鼻で笑った女子は、袋にめいっぱいギュウギュウに詰め込み、先生に服を見てもらう頃にはシワくちゃだった。いつ、どこで見られているかわからない。何気ないところで生活力は見えてしまう。ファッションセンスは良くても隠せないものがある。気持ちに余裕があるかどうかも、ささいな行動で読みとれてしまうことを忘れてはならない。
緑川 艶子
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