なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
二月の連休に息子と実家に帰省したときのこと。たまたま、初午(はつうま)行事が近所の神社である。ということで息子と出かけてきた。初午とは二月に入って初めての午の日に厄年を迎えた男性が餅をまく、一種の厄払い行事。埼玉では一度も「餅投げ」を見かけたことはないが、私の実家(中部圏)では昔からあった。今では見ることはなくなったが個人宅の上棟式でもやっており、餅を拾いに出かけたものだった。当時、拾えても多くて10個ほどだったが、とても楽しかった思い出がある。
本物体験に勝る者はない。と考える私にとって絶好のチャンス!とばかりに息子を誘う。はじめに「四隅餅」という東西南北の神様に向けて投げられる鏡餅の最下段ほどの大きなお餅が4つ投げられたら餅投げがスタートし、紅白の丸餅が次々と投げられる。と餅拾い初体験の息子に話す。息子は、頭に餅が降ってきても大丈夫なようにジャンバーのフードを被り、赤ずきん状態で参戦。結果は、息子36個に私が28個。そして四隅餅も1個ゲット。という何とも縁起の良い結果になった。
時代の流れで考え方も捉え方も変わってきて地域の行事ごとも続けるのが難しくなってきているが、劣化して欲しくないなと切に思った。息子はどんな風に感じただろうか。聞いてみようと思った。そして、それがのちに継承していく一つの力になるのかもしれない。
緑川 艶子
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