東日本高速道路（NEXCO東日本）と深谷市、寄居町、美里町は関越自動車道下り線の寄居PAに接続する寄居スマートICが3月28日13時に開通すると発表した。(上り線スマートICは工事中のため、利用できない。)期待される整備効果として周辺には既に多くの企業が進出しており、既存工場群からの物流効率化並びに企業進出促進が期待できる。また、高速道路へのアクセスを活かした企業誘致により、地域経済の活性化と雇用強化が図られる。また、災害発生時の大動脈となる高速道路の出入口が確保されることにより、周辺地域からの物資輸送や人命救助等、災害時においても大きく貢献するとしている。

 スマートインターチェンジ（IC）とは高速道路既存施設から一般道に出入りが出来るよう設けられたETC専用の簡易型インターチェンジ、簡易型ETCゲートを使用した無人料金所で運営が出来るので、低コストでの運用が可能だ。

 関越道においては三芳PA上下、駒寄PA上下、上里SA上下、大和PA上下に続く施設となる。インフラとしての高速道路網を最大限活用する方法としてSA・PAのスマートIC化の促進は今後とも確実に進んでいくものと思われる。

 現状の施設をうまく活用して利便性を高めるスマートICはこのご時勢理にかなった方法といえる。利用者もその名にあやかってスマートに使いこなしたいものだ。

小松　隆