社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
今春の統一地方選挙が先日21日におわった。埼玉県においては今回、投票率が30%台に留まる市が続出する残念な結果となった。世論にこの件を選挙制度そのものの根幹を揺るがす深刻な問題として受け止めている雰囲気は僅かで、この一点からもこの問題の根深さを感じ取ることが出来よう。
端的に民主主義制度は選挙によって支えられているといって過言ではない。今後その選挙の投票率がもし恒常的に30%台で定着してしまうことにでもなれば当然の帰結として、その結果は一部の声のみを強く反映することならざるを得ない。またそうした状況に気付く機会すらなくなってしまうかもしれない。
気乗りのしない話ではあるが、投票率向上の為には参加者に対する何らかのインセンティブでも検討しなければいけない段階にもはや突入してしまったのかもしれない。
家族ともども属しているコミュニティーに素直に愛着を持つことは特効薬のないこの課題へのひとつの処方箋になり得ると考える。その先に昔風の言い方をすればおらが村さの代表を選ぶのに近しい感覚が生まれてくる。
直接自分に関係ないと思うことでも、まず我が身に引き寄せて受け止めてみる。そうした心構えが肝要だ。目下突きつけられたこの課題に我々一人一人がその答えを模索するプロセスが今、求められている。
小松 隆
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR