社会
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先日朝の情報番組で取り上げられた「日傘男子広め隊」。暑さ・熱中症対策の取り組みとして、平成29年7月に埼玉県庁環境部の男性が「日傘男子広め隊」を結成した。
埼玉県の平均気温はヒートアイランド現象と地球温暖化により上昇傾向。最高気温が35℃以上の猛暑日は、昭和33年から昭和42年の10年間では平均3.5日だったのに、平成21年から平成30年までの10年間では平均22.1日と約6.3倍に増えている。年々、熱中症の搬送も増加している。
日傘と言えば、女性の日焼け対策として効果的であると認識している人が多い。美容の一環として女性が用いるということだ。そう考えると男性が日傘をさすことに気持ち悪いと思う人も少なくない。しかし最近では日傘をさす理由が日焼け対策から暑さ対策に変わりつつある。帽子は髪が潰れたり、蒸れて汗をかいたりと問題がある。そこで注目されているのが日傘。雨が降って身体がぬれてしまったら風邪をひいてしまうのと同じように、日光から身体をまもらないと熱中症になってしまうと考えれば、男性が日傘をさすことに抵抗はなくなるのだろう。
昔は日傘といえば、レースが主流だった。日傘をさしている人は品の良い年配の女性というイメージが強い。しかし近年では晴雨兼用が増え、形も色もシンプルなものが増えている。地球温暖化により年々日傘男子が増えることは間違いない。
馬淵凛子
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