トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 渋沢栄一の「論語と算盤」が教えるもの
コラム …埼玉の余話
深谷が生んだ偉人、渋沢栄一翁が一万円札の肖像になるということで、今、深谷は凄い。埼玉の本屋でも渋沢翁の本が一番売れているという。「遅すぎる!」と深谷の市長は言いきる。確かに日本の資本主義を作った男—渋沢翁は日本史の中でもトップクラスの存在なのだが地味な存在だった。しかし、この偉人を調べれば調べるほど偉大なのだ。この偉人の偉大さは多くの会社や銀行、学校をつくったその思想にある。経済は最も大切だが、そこに道徳という土台がなければならない。この二つの二人三脚を実践してこそはじめて経済であり道徳なのだと説く。道徳だけ突っ走ったら現実を生きていけない。要するにきれいごと。絵空事にすぎないという強い信念に生きたところにこの偉人の大きさがある。したがって女性に対しても寛大だった。そして責任をもった。このバランスの中に人生はある。しかし凡人にはできない。偉大さはいつもたくさんの貨車をひっぱっていくから偉大なのだろう。そういえば有名な深谷商業の校訓も普通の学校にはない。力強いものだ。
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