県議会をはじめとして市議、町議。さらには市長、町長等。先般の統一選以来約半年たった今、どれだけの選良達が〝一流になりたい！〟と思っているか。おそらく一流になりたいと思っている御仁はいないと思われる。せいぜい立派な政治家になりたいというところだろう。一流というのはまず人間的に一流でなければならない。生きる姿勢。教養。志。等々。かなりの難関を越えて実践しなければ無理なはなしだ。事実、今日までそういう政治家を筆者は知らないし、見たことも会ったこともなかった。だからこそ最後は権力の妄者となって幕を閉じる人間があまりにも多いのだ。ところがここにきて、どんなことをしてでも一流な人間になり、一流な政治家になりたい、必ずなると断言する青年政治家に会った。人は強く想った時、すでにその想いの階段を登っているものだ。他者を観ていて、そういう若き政治家が実在することは至福である。立派は平凡だが一流は非凡なのだ。