社会
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上田清司前埼玉県知事、衆議院議員を3期10年、その後知事職を4期16年勤め結果に対して常にこだわり続ける政治姿勢をモットーに数多くの実績を残し今年8月末、任期満了をもって退任となった。こうした場合、政界引退となるのがよく見られるパターンだろう。そこで今回参議院議員補欠選挙への出馬。あくまでも一般論と前置きしつつ引き際うんぬんが論じられてもおかしくはないケースだが今回そうした雰囲気はまったく感じられていない。
政治家は強烈な自負心、色々な意味を含め際立った自己顕示欲を持ち合わせなければとても務まるものではない。自らでなければ解決が難しい課題がそこにあると信ずるに足れば、何と言われようが立つ。選挙という公正な関門がある以上、その選択は立候補者本人の意志に全て帰着するとして何ら問題はあるまい。
巷間よく言われるように若き日の3度の衆議院選挙の落選の憂き目を味わった経験からなのか、いや天性の気性によるだろう根性の据わり方は半端ではない。かつ誤解を恐れず直球にいえば喧嘩に強く、闘志あふれる政治家との印象が強い。
推測でしかないが、今回国政再復帰を目指す意図は何らかの形で再び政界再編を仕掛けたいとの想いが秘められているのではないか。
かつて新自由クラブ、自民党、新生党、新進党、民主党等を渡り歩いたそのキャリアから与野党を問わず幅広いパイプを持っており、その可能性は十分にあるといえよう。
公平にみて数多くの新旧地方自治首長経験者の中でもその行政手腕はトップクラスとの評価は衆目の一致する所であろう。
国政への再チャレンジ、もしそれが実ればその辣腕ぶりを発揮して、海千山千の氏ならではの縦横無尽な動きを見せてくれそうな予感、大である。
小松 隆
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