なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
児童・生徒、子どもを狙った犯罪の多発。毎日のように市役所からはいる不審者情報。義理の子、実の子問わず、育児放棄から虐待、そして子どもが命を落としてしまう事件へ。子どもをとりまく環境は決して万全とはいえない。
悲惨なニュースを見聞きし、母の愛を思い出す。母は身内からもご近所からも「過保護」と言われていた。実際、修学旅行先へ、「地震が大丈夫なところですか?」「天気予報で大雨予報が出ていますが大丈夫ですか」「火事はおきないでしょうね」と電話をかけてきていた。PTAの役員をしているから、教師とも意思疎通が図ることができているとはいえ、「お母さんの愛だね」と先生に言われ気恥ずかしかった。そして母は「過保護で結構。子どもを守れるのは私しかいない」とその姿勢を変えることはなかった。通学路には、時間が許せば迎えに来たし、「知らない人について行ってはダメ」は口癖であった。遊園地、動物園、デパート、プール、海水浴、駅、おまつり。いつも手をギュッと握っていて、「駄目よ、離れちゃ」と。そればかり。しかし、あの時の手の感触は今でも残っている。
「スキ」を狙って悪者は忍び込んでくる。昔も今も「魔」はいつも潜んでいることを忘れてはいけない。
大曾根 惠
バックナンバー
新着ニュース
- 島耕作、50年目の慶事が台無しに(2024年11月24日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR