トップページ ≫ 社会 ≫ 熱闘・熱狂44日間のラグビーW杯
社会
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ラグビーワールドカップが終わった。ラグビーというと世代によって印象が変わる。寒い時期にデートでは早明戦(早稲田対明治)世代。ユーミンの「ノーサイド」世代。ドラマ「スクールウオーズ」世代。
世界三大スポーツイベントはオリンピック、サッカーW杯、そしてラグビーW杯。それが日本で開催となっては、ましてや埼玉県の熊谷でも開催されるとは感動せざるをえないと開幕前に思っていた。
いざ、試合が始まるとその感動が熱狂的な感動にさらに昇華していった。日本代表の熱闘、フィジカルと知能戦、ねばり、あきらめない姿。どれもこれも見逃せない一生分の感動の時間であった。
また日本人ならではのおもてなし、さまざまな国歌を全力で歌う観客。その風景もワールドカップそのものを盛り上げていった。
台風の影響でノーゲームとなったカナダの選手たちが浸水した住宅で泥をかきだす作業にも胸が熱くなった。
南アフリカ対イングランドの決勝戦。ラグビー発祥の地イングランドはヘンリー王子まで応援にかけつけた。プライドと意地のぶつかりあいだった。しかし試合後「ノーサイド」とならずに銀メダルを選手たちがとってしまったことには心底がっかりした。
南アフリカといえばアパルトヘイト撤廃に身をささげたネルソンマンデラ元大統領がおり、「インビクタス」という映画でその当時を振り返ることができる。南アフリカの歴史からみても今回は初の黒人がキャプテンで、どうしても負けられない一戦でもあった。
人種の融和、世界は一つ。まさに世界そのものがワンチームということをあらためて感じることができた44日間。感動をありがとう!
大曾根 惠
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