トップページ ≫ 社会 ≫ どうなるか、地元サッカーチームの命運
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サッカーJ2は11月24日が最終節となり、すでに1位が確定していた柏レイソルに次いで横浜FCがJ1自動昇格となった。このチームでクローズアップされたのは現役最年長出場を果たした52歳のカズこと三浦知良選手だ。カズがブラジルのプロチームで活躍していた1987年に『三浦知良のサッカー留学物語』(大貫哲義・著 講談社)の出版を担当し、一時帰国中の彼と何回か会った私としては嬉しい限りだが、手放しで喜べない事情もある。
横浜FCと2位争いをしていたのが、地元の大宮アルディージャだったからだ。3位の大宮はJ1昇格のためには、4~6位の徳島、甲府、山形とのプレーオフを勝ち抜いた上で、J116位(下から3番目)のチームと戦わなければならない。
2005年にJ1入りして以来、大宮は目覚しい成績は残さなかったが、J2転落は辛うじて免れてきた。2014年に16位で降格になっても、1年でJ1復帰。2017年にはJ1最下位で再度の降格、翌年はプレーオフに進出しながら1回戦で敗退。今年こそはJ1復帰を期していた。
V・ファーレン長崎の監督だった高木琢也氏を迎え、出足はもたついたものの、徐々に調子を上げ、終盤には2位に浮上し、大いに期待を抱かせた。しかし、最後の3試合が全て引き分けとなり、勝ち点を伸ばせなかった。高木監督は横浜FCの三浦選手と同年輩で、選手時代は2人が日本代表チームのフォワードだった。
ところで、まだ残り試合のあるJ1のほうだが、こちらは浦和レッズが苦戦をしている。11月23日時点ではJ2降格の可能性すらあるのだ。大宮と浦和が入れ替え戦でぶつかることになったら、さいたま市民にとっては穏やかならぬものがある。
山田 洋
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