社会
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2019年の流行語大賞は「one team」だった。ラグビーイヤーとラグビー日本代表の「あきらめない力」「チームの力」でふさわしい大賞だ。
3日には経済協力開発機構による国際的な学力調査が公表された。それによると若者の国語力の低下が著しいという。主語と述語。読点と句点。助詞の使い方。さらに修飾語、形容詞、枕詞、比喩など、国語は奥が深い。
ネットではショートセンテンスが好まれるが、主語がないもの、話し手の「」がないものも横行している。国語力の低下が感じられる。
表現方法の一つとしてスピーチがある。スピーチの名手は文章の質を高めるため、推敲に推敲を重ねる。そしてA4用紙に12ポイントで1枚、これで3分、起承転結を確認。やはり段取りこそ八分だという。
SNSが世を席巻して久しい。ここにも大きな落とし穴がある。「〇〇に出席しました。」とだけしか書けない政治家。昼ご飯に何を食べたとしか書けない政治家。こういったSNSをみると票を投じたくなくなる。こういう会議があって、今後こういうことに活用すると真摯に投稿する政治家に未来を託したい。
「読む」「書く」これは基礎学力の一つ。「読む力」「書く力」は読書によって培われるものと信じてやまない。「読書量」の少ない人のスピーチは内容が薄い。
「教養」というものは一生かかって養うもの。学歴ではない。圧倒的な努力・読書に時間を費やし、知識の蓄積を図る人の品格はいつの時代でも美しい。さあ、本を読もう。
大曾根惠
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