トップページ ≫ 社会 ≫ あきれる事件から透けて見える今という時代
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
今回起きたIR汚職事件には色々と考えさせられた。国政の一翼をになうべき国会議員が恥ずかしくも外国企業の利得の為に奔走するとは何事なのだろうか。そこには政治家としての志、また自らが因るべき行動指針など微塵も持ち合わせないただの便利屋稼業に勤しむ人間がいるだけだ。それこそ不逞な学生が起こす破廉恥な事件と何ら変わらないただただあきれるばかりの内容である。
言葉の軽い時代だ。硬質な内容の言説は忌避され、当意即妙なその場のノリ、楽しさだけが重要視される。愚直な思考の積み重ねなくして本質をとらえた言葉が生み出されるべくもない。
我々は今という時代、一旦立ち止まり、足元を見つめる必要があるのではないか。本当に大切なこととは何なのか、世界が混沌とし、先の見通せない中、因るべき言葉、指針を持たなければ、さながら海図もなく荒海に乗り出すようなものだ。愚かな行為という他はない。つたなくたって構わない、様々な事柄から言葉、言説を紡ぎだす営為な努力を大切さを今一度我々はかみしめる必要がある。
はじめにロゴスが(言)あった。言は神とともにあり、言は神であった。
「ヨハネによる福音書」より
小松 隆
バックナンバー
新着ニュース
- エルメスの跡地はグッチ(2024年11月20日)
- 第31回さいたま太鼓エキスパート2024(2024年11月03日)
- 秋刀魚苦いかしょっぱいか(2024年11月08日)
- 突然の閉店に驚きの声 スイートバジル(2024年11月19日)
- すぐに遂落した玉木さんの質(2024年11月14日)
特別企画PR