なでしこ便
女性ならでは眼コミ、口コミ、スパイシー語録
野村克也氏が亡くなった。野村氏は平戸藩松浦藩主の言葉、「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし」を座右の銘とした。この言葉は選挙に挑む人々にも引き継がれている。ノムさんは、ぼやくことを主とし、また自らを月見草と評した。ぼやきながら、相手を煙にまくことや、謙虚に客観的に自分をみる。そういうスタイルをとりながら、選手を教育し、球団を勝利に導いていったなかなかの智将である。故沙知代夫人が亡くなられてからは、だいぶやつれてしまったノムさん。恐妻サッチーといわれながらも、実は沙知代夫人のこともコントロールしていたのではないか。仲のよい夫婦は先に逝った方が「連れていく」というが、ノムさんもサッチーが連れていったのだ。昭和の偉人が黄泉へ旅立っていく。ノムさんに合掌。
大曾根 惠
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