トップページ ≫ 社会 ≫ コロナウイルスよりも怖い政治家の厚顔
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コロナ猛威の陰で国会議員は厚顔ぶりを発揮している。
IR疑惑で保釈された秋元司衆議院議員が復帰した。
秋元議員は自民党を離党しているものの、昨日所属する二階派の会合にも出席し「無罪を勝ち取る」と発言し、さらには、25日に政治資金パーティーを開催するという。世間は自粛・自粛の中の政治資金パーティーの開催とはあきれる。
公設秘書ら3人が逮捕された公職選挙法違反容疑(ウグイス嬢日当報酬・上限の倍額支払い)の河井克行衆議院議員(前法務大臣)・河井あんり参議院議員夫妻。いまや政治家の常套句である「身を律して議員を全うする」といい、ニュースの映像では思い切りの笑顔だった。買収については「身に覚えがない」と。
公設秘書逮捕をうけて日当上限額の3万円を受領していたウグイス嬢がテレビインタビューで「3万円もらっても河井さんの車には乗りたくないし、逆に河井さんはうるさいので3万円もらうくらいの技術がないとウグイスもつとまらない」と話していた。
この件のウグイス嬢、不法行為についての反省もなかった。なによりも選挙運動員というのは有償・無償を問わず、「候補者」への忠誠心・ロイヤリティあってこそ、ウグイス魂も欠けており、どっちもどっちという感だ。
東京高検黒川検事長の定年延長がこの秋元問題・河井事件に優位になると思っていた政府筋がいるようだ。しかし、検事には検事の意地がある。特に河井事件を担当する広島地検、河井夫妻逮捕となれば衆参両議員を挙げるわけで大金星。政府筋の考えは甘い。「河井あんり議員は離党も議員辞職もしない」と世耕参議院幹事長が会見していたが、世耕幹事長の顔がコロナウイルスのように見えてしまった国民は多いに違いない。
コロナの脅威は人々の命、生活、そして国から地方への経済をも襲っている。
今こそ、安心・信頼の政治が必要なとき。政権や政権政党をゆるがしかねない危険をともなったウイルス議員には執行部の厳しい姿勢が求められている。
伊勢谷珠子
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