トップページ ≫ 教育クリエイター 秋田洋和論集 ≫ 高校に入る前に親がしてはいけない82のこと 第2章 生活習慣のタブー(33)
教育クリエイター 秋田洋和論集
彼氏(彼女)については、何も教えてくれないから聞きもしない
彼氏や彼女ができた子どもが、自分から付き合っている相手のことを親に話してくれるかといえば、必ずしもそうではありません。ちょっと話せば心配されたり詮索されたりするであろうことが想像できるからです。
だからといって、何も聞かないわけにもいきません。教えてくれないから聞かないというのは、親の役割としては不充分です。だから、子どもの側から気楽に話しかけられるような雰囲気をつくることが大切です。
彼氏(彼女)ができたことを隠す必要はないよ
という姿勢を示してやればよいのです。繰り返しますが、そのためには詮索はNGです。相手がどんな子なのか知りたくなるものですが、「うまくいくといいね。そのうち家に連れておいで」くらいのやり取りに留めておきましょう。
親の本当の仕事は、単なる子どもの応援ではありません。子どもとのコミュニケーションが取りやすくなったところで、子どもをきちんと大人扱いして、
・交際に関する家庭のルール
・避妊に関すること
など、恥ずかしがらず、タブー視もせずに伝えておくことがいちばんの仕事です。無責任な交際は、当人同士のみならず多くの人を振り回すことになります。
中高生は自分たちのことしか見えていない人種です。親が教えなければ気付かないことがたくさんあるのだと、知っておきましょう。
まずは彼氏(彼女)の話題に限らず、何事も話しやすい雰囲気をつくりましょう。普段言わず聞かずの関係では、いざというときに向き合って話し合うことができません。身体が大きくなったとはいえ、心は未熟な部分をまだ抱えているのがこの年頃です。大人びた言動をするようになったとしても、心の底では親の愛情、家庭の温もりを求めているものです。それが充分に満たされないと感じると、他人にそれを埋めてもらおうとするかもしれません。それで投げやりな交際をしてしまうようでは、元も子もありません。
「高校に入る前に親がしてはいけない82のこと」(PHP文庫)秋田洋和より
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