うわさの噂
まちで耳にした噂話、内緒話をこっそりお届け
主婦の明子さんはコロナが騒がれるようになってからスーパーでの買い物が楽しめなくなっている。今までの明子さんは、食品の品定めをするのに触って重さを確かめたりしていたものだが、今では感染防止のため勘のみに頼っている。買うと決めた商品のみを手に取りお会計へ行くそうだ。先日もキャベツ一つ買うのに、これでもかと時間をかけてキャベツとにらめっこ。これなら大丈夫だろうと目星をつけたキャベツを手に取ったが、持った瞬間、「軽すぎる。失敗したかも。」と落胆する。違うキャベツに変えようかと悩むが、このご時世でいろいろと触るのも人の目が気になってしまう。買い物に失敗したくないという思いも日に日に積もり、一回の買い物でひどく疲れてしまうらしい。
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