社会
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紅葉も見頃になり、コロナ禍でも旅に出かけたい人は多いだろう。私は2か月前、所用で大阪へ行った帰りに京都を訪ねた。一昨年にも行って、清水寺に近い五条通の宿をとったところ、舞台で有名な本堂が工事中と知らされ、宿から徒歩でも行ける知恩院に行き先を変更した。ところがここも本堂の御影堂が工事の真っ最中で、雄大な三門を外から見ただけで引き返した。
今回は清水寺の工事も最終段階で、屋根は終了、舞台にも上がれると確認した上での再訪となった。舞台工事は続いていたものの、それ故に来訪者が少なく、ここからの眺望をゆっくり楽しめた。11月になっても工事は終わっていないとのことだが、完了後はどっと人が押し寄せるだろう。それだけの魅力がこの寺にはある。
清水寺と東大路通を結ぶ坂道は何本かあるが、清水坂に近い法観寺を地図で見つけ、帰りがてら寄ってみた。狭い道を歩くと素晴らしい景観が目に入ってきた。突き当たりに色がくすんだ古い五重塔、そこまでの通りは時代劇のオープンセットのような家並みが続く。聖徳太子の創建で八坂の塔と呼ばれ、古都の風情を残す東山のシンボルだそうだ。そうとは知らず、ついでに寄った幸運に感謝した。新幹線の時間が気になり長居できなかったが、次に来た時は通りの店に入り、酒を飲みたい。
コロナウイルスにより外国人を含めて観光客が減った今が京都散策にはよいのかもしれない。ただ、寺社など古い建物は修理工事がつきものだ。知恩院は終了したが、金閣寺は17年ぶりの屋根葺きかえ工事が始まり、あの華麗な三層の舎利殿は見られない。二条城も長期にわたり工事が続き、今は本丸御殿だ。インターネットで歴史的建造物の工事リストが見られるので、事前調査をしておきたい。
写真説明
ほぼ元通りになった清水寺(9月初旬)
古都の風情あふれる八坂の塔への道
山田 洋
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