トップページ ≫ コラム ≫ 埼玉の余話 ≫ 嘘の自叙伝だけは書くべきではない
コラム …埼玉の余話
埼玉県議会議員をやって、さらに国会議員までやった人物が自叙伝を書いた。自叙伝は自分の伝記だから何を書いても責められることはないが、あまりにも事実と違うことが書かれていると大きな問題になると思う。いやしくも政治家だったのだから。この著書に関わった事件や人物が後世に伝えられるのだから罪深い。しかも、この伝記の主が挨拶も何もなくポーンと知人に送ってきたから、その時代を共有している人達は怒りをおぼえたという。特にこの筆者が浪人から国会に出られたのはごく少数の人物から助けてもらい、夫婦で座敷にひざまずいて号泣をし、この恩は一生忘れませんとかなりのお礼をし、晴れて国会へ出られたと立ち会った人物は怒りに震えていた。すべて自分の力で栄冠をつかんだというくだりには絶対許せないという事だった。それにしても政治家はもっともっと信用と信頼と矜恃を持たなけりゃ情けないではないか。
鹿島修太
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