トップページ ≫ 社会 ≫ コロナ禍の中 中小企業に学ぶべきもの
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
昨今の政治や大企業の打ち出す方向の不明瞭さ、また未だかいまみえる護送船団的意識の根強さには驚かされる。繰り返される不作為的行為は、さながら組織を気付かぬ内に内部から蝕むウィルスに例えられよう。
根本を問わない事なかれ主義の通奏低音は、未だ根強くこの国の様々な組織、特に官庁、大企業に顕著に残っているように感じられてならない。もとはどちらも中小だったはずだが、組織が大きくなるうちに本来、外にむかうべきエネルギーが内部組織の管理統制に費やされひとりひとりの社員は会社組織が今、どこに向かって進もうとしているのか、それを自らの事として引き受けることが出来ぬまま日々の業務に忙殺されているケースも多かろう。一方中小企業は、いつ潰れてしまうかわからない中、漫然としている余裕はない。またそのような切迫度合いの高い危機感は各々が自らを鼓舞する動機付けにも繋がっているのではないか。
本来は大も中小もなく、今所属している組織の立ち位置、長所短所、解決すべき課題などについて成員メンバー自らが乾いた喉を潤したいのと同じく求め続けるべきもののはずである。くれぐれもゆでガエルとならないよう中小企業から学ぶべき創意工夫のヒントは多い。いずれにせよ強い組織には放つ熱量も多さも欠かせないだろう。
冒頭の政治、大企業にも先の見通せない時代を喝破するエネルギーの発露を期待したい。
小松隆
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