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コラム …埼玉の余話
枝野さんが「今回は不信任案は出さない」とうなだれた。いつもの強気はすっかり消えた。勝負に生きる者が弱気になってしまったらおしまいだ。理由はコロナの解決に全力を尽くしたいということだった。あと4ヶ月で衆議員の任期は切れてしまう。ではこの4ヶ月でコロナが終息するというのだろうか。
菅さんの内閣支持率は40パーセントを切ってしまっていよいよ危険水域に入ってしまった。コロナ対策の手落ちが強く影響している。こんな時こそ枝野さんは先頭に立ってコロナ対策を有権者に訴える好機ではないか。しかし、野党の支持率も下降線をたどっている情けない日本の政治風景だ。枝野さんの弱気が見事なほどにこの貧しい風景に筆を入れている。
鹿島修太
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