社会
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適応障害で活動中止の発表をした深田恭子さん。うつ病で全英オープンを棄権した大坂なおみ選手。適応障害もうつ病も聞いたことはあるが実際の症状はどんなものなのだろうか。
適応障害とは、強いストレスを感じることによって気分や行動に症状が現れるが、ストレスから離れているときは安定していることが多い。うつ病は一日中気力がわかず、気分が落ち込み、何をしても楽しめない状況が続く。適応障害とうつ病は隣り合わせあり、適応障害からうつ病に移行することや、その反対もある。またうつ病の先には双極性障害もある。判断するのは難しいという。
何年か前に、マライアキャリーが自らの病気を告白したことによって世間に知られるようになった双極性障害。名前の通り二つの極があると言う意味で、躁状態とうつ状態という正反対の状態を繰り返す心の病。自分が双極性障害だと気づかず、気づいてからもなかなか受け入れることができず、苦しむことが多い。私の友人も双極性障害に気付かずに何年も苦しんでいた。自分の感情をコントロールすることが出来ず、過食や拒食を繰り返した。最終的には自殺行為を繰り返し、自らを痛め続けた。
コロナ禍で生活が変わり、先が見えない状況に不安を抱える人は少なくない。「頑張って」という何でもない言葉が重く感じてしまったり、だからと言って何も期待されないことも寂しい。普段通りに優しく温かく接し、あまり干渉しすぎないがいい。心の病。一番の治療法は周りのひとの優しい心、協力が必要なのだ。
馬淵凛子
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