トップページ ≫ 社会 ≫ 便秘の悩み・疑問にズバリ回答~さいたま市薬剤師会主催
社会
特に埼玉県、さいたま市の政治、経済などはじめ社会全般の出来事を迅速かつ分かりやすく提供。
第10回市民講座が一般社団法人さいたま市薬剤師会主催で開催された。コロナ禍で開催されるため、検温、消毒、ソーシャルディスタンスを取り、慎重に行われた。
さいたま市薬剤師会会長堀野氏は、まずコロナ禍に集まって頂いたことに感謝を述べ、食事、睡眠、運動を大切にしていれば健康で長生きできる。今日の講演を明日からの生活の一部に役立てて欲しいと強調。
自治医科大学付属病院教授味村俊樹先生は「便秘の悩み・疑問にズバリ回答」をテーマに講演。下剤は癖になる?食物繊維を食べれば便秘は治る?など、多くの人が身近に感じているが誰にも相談できないことに切り込んだ。
食物繊維を食べて便秘が改善するのは、慢性便秘症の約4割だけ。食物繊維が有効なのは食物繊維摂取不足が原因の大腸通過正常型便秘症のみ。便秘だからといって食物繊維をとればいいというものではない。身体に異常のある大腸通過遅延型便秘症や便排出障害が原因の便秘症では、食物繊維摂取量を増やすと便秘が逆に悪化する。便秘がひどい場合は、やはり医者に相談するのが良い。便秘だからと言って簡単に自己判断をしてはいけない。最近では刺激型下剤の他に、非刺激性下剤が治療薬として販売され、便秘の治療薬とし注目されている。
薬の事だけではなく、困った時に相談にのってくれる薬剤師さんがあなたの身近にもいる。コロナ禍で10回目を開催した薬剤師会主催の市民講座。大盛況の理由は、身近で興味深い題材の選択にある。更なる期待が高まる。
馬淵凛子
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