社会
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飯能河原のバーベキュー場が無期限で閉鎖された。河原にびっしりと色とりどりのテント、立ち上がる煙、子どもたちの歓声は一種の夏の風物詩。しかし飯能市ではバーベキュー場に訪れるひとのマスク未着用、ゴミの放置、大声を出した騒擾行為などを新型コロナウイルス感染拡大の危機とし、飯能河原を閉鎖とした。
名栗地区から流れる名栗川、正丸から流れる高麗川、南高麗地区を流れる成木川など、飯能は緑と清流のまち。名栗地区、原市場地区、吾野地区、南高麗地区など飯能河原だけではなく、飯能にはバーベキュースポットが点在している。飯能河原だけを閉鎖するということに無策を感じる。
観光都市を標榜するならば、市・観光協会が一体となり、感染拡大防止策を考えていくべきだろう。もちろんデルタ株の猛威により「制御不能」となったコロナ対策、不要不急の外出制限は必須だ。しかし、「近所の川ででも子供を遊ばせてあげたい。屋外だし、大丈夫でしょ。」という親心を真っ向から否定はできないだろう。国のトップの無味乾燥なメッセージでは危機感を醸成できないのだから。
コロナとの闘いは2020年2月、クルーズ船ダイヤモンドプリンセス号から端を発し、1年半が経過。予想できないウイルスという言い訳も聞かない時間が経過している。地方も国も政治家の無策は許されない状況。「全力で」ということばが空疎だ。力強く、未来への希望をもった指針こそが今、求められている。
大曾根恵
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