社会
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都民ファーストで当選した木下都議が何度も違反を繰り返し、当て逃げ逃走という本来であれば逮捕案件にもなるべきなのに居座っている。木下氏は都民ファーストを除名され、都議会でも辞職勧告決議が可決されても「このまま奉仕したい」と厚顔ぶりを発揮。
また地方では鼻だしマスクで議長から注意を受けた市議。マスクは苦しいからしないという主張とともに、中学生にワクチン接種反対のビラを配ったという。この市議にも辞職勧告決議が可決されたが、議員は辞めないのだ。
そもそも辞職勧告決議に法的拘束力がないということが問題だろう。かつては選良と呼ばれた議員の質が劣化の一途なのであるから厳しい法整備が必要なのだ。
岸田体制のもと新幹事長となった甘利氏。大臣室での現金授受疑惑で経済産業大臣を辞職した。甘利氏は不起訴となったことで説明責任は済んだと考えているのかどうか。就任早々の会見ではその件に関して当時を振り返り、「寝耳に水だった、わからないところからはじまった」と述べた。新生自民党のナンバー2の甘利氏のこの発言にイヤな予感を感じる国民は少なくないはずだ。
総選挙は目前。議員の質をしっかり見定めることこそ、有権者の義務だ。
大曾根恵
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